以前は、LINE でリンクを共有したときに古い画像や古いタイトルが表示される場合、LINE Page Poker を使ってキャッシュを消す方法がよく案内されていました。しかし今は、LINE Page Poker は停止中、または安定して使えない状態です。そのため、記事のカバー画像、タイトル、説明文を更新しても、LINE が古いプレビューを表示する場合は、Page Poker だけでは解決できません。
この記事では、現時点で有効な対処法を整理します。まず OGP タグを確認し、次にサイトや CDN のキャッシュを消し、最後に URL の変化で LINE に再取得させる方法です。以前のようにワンクリックで消せるわけではありませんが、Page Poker 停止後はこの流れがいちばん現実的です。
ORCABIZ CONSULTANT NOTE
虎鯨顧問からのひとこと:Page Poker が使えなくなった今、LINE のプレビュー画像は「ボタンひとつで消す」ものではありません。まず OGP を正しく整え、そのうえで URL 変化を使って再取得させるのが安定したやり方です。
なぜ LINE の共有プレビューは古い画像を拾うのか?
SNS やメッセージアプリは、リンクを受け取るときにページの meta 情報、つまり title、description、image を先に読み込んで、その結果をキャッシュします。次に同じ URL が共有されたとき、毎回ページを取りに行かなくてもいいようにするためです。
問題は、あなたがサイト側で画像やタイトルを更新しても、LINE が古いキャッシュを使い続けることがある点です。そのため、チャット上では古い画像・古い見出し・古い説明が残ったままになります。
- 記事のカバーを変えたのに、LINE では前の画像のまま。
- SEO タイトルや抜粋を更新したのに、プレビューが更新されない。
- Facebook では正しいのに、LINE だけ古い。
- 同じ URL なのに、端末やチャットごとに見える内容が違う。
LINE Page Poker は停止中。代わりの方法はある?
Page Poker は、URL を入力して言語を選び、Clear Cache を実行することで LINE のプレビューを再取得させるためのツールでした。しかし現在は停止しており、LINE 公式が完全に同等の公開ツールを出しているわけではありません。
そのため、今検索して古い解説が出てきても、そのまま成功するとは限りません。ここでは古い流れを理解しつつ、今実際に使える方法を中心に見ていきます。
対処法 1: まず OGP タグが正しいか確認する
LINE Developers FAQ によると、LINE の URL プレビューは Open Graph Protocol、いわゆる OGP タグを使います。LINE が主に見るのは次の 3 つです。
og:title: 共有時に表示されるタイトルog:description: 共有時に表示される説明文og:image: 共有時に表示される画像
LINE で古い画像が出るとき、まずやるべきなのはキャッシュ削除ではなく、ソースコード上の OGP がすでに新しい内容になっているかを確認することです。og:image が古いままなら、LINE が新しい画像を拾えるはずがありません。
WordPress でどう確認する?
- 記事の前台ページを開く。
- ブラウザで右クリックして「ページのソースを表示」を選ぶ。
og:title、og:description、og:imageを検索する。- タイトル、説明、画像 URL が最新になっているか確認する。
Rank Math や Yoast SEO などの SEO プラグインを使っている場合は、SNS 共有用の画像欄も確認しましょう。記事のアイキャッチは更新したのに、共有画像は古いまま、というケースはよくあります。
対処法 2: サイトキャッシュ、CDN キャッシュ、SEO プラグインのキャッシュを消す
OGP が新しいのにソースコードが古いままなら、サイト側のキャッシュが原因です。この場合は、LINE に再取得させる前に、まず自サイトのキャッシュを削除しないと意味がありません。
- WordPress キャッシュプラグイン: WP Rocket、LiteSpeed Cache、FlyingPress、W3 Total Cache など
- サーバーキャッシュ: ホスティング側の Server Cache や Page Cache
- CDN キャッシュ: Cloudflare などの Purge Cache
- SEO プラグインのキャッシュ: 共有画像や抜粋を更新したら、記事を再保存してキャッシュを消す
- 画像キャッシュ: 新旧で同じファイル名を使うなら、別名で再アップロードするのが安全
実務では、重要なキャンペーンページや広告ページ、医療機関の告知ページなどは、画像を更新する際に新しいファイル名へ差し替えるのがおすすめです。そうすると LINE、Facebook、CDN が古い画像を掴みにくくなります。
対処法 3: URL の変化で LINE に再取得させる
Page Poker が使えない場合、URL に影響しないパラメータを付けて、LINE に新しい URL として再取得させる方法があります。
https://example.com/page?v=20260527
この方法は、LINE 側に「別 URL」として認識させるためのものです。サイト設計によっては他の SNS でも使えますが、SEO 面で問題がないよう、canonical やリダイレクトの設定は確認しておきましょう。
また、URL パラメータを付けたあとに、OGP とキャッシュが更新されていなければ意味がありません。先にサイト側を整えたうえで、最後に URL 変化を使うのが安全です。
実務でのおすすめ手順
- OGP の title / description / image を最新にする
- WordPress、CDN、サーバー、SEO プラグインのキャッシュを消す
- 画像ファイル名を変えて再アップロードする
- 必要なら URL パラメータ付きで再共有する
- LINE 上で再取得されるか確認する
この順番でやると、原因切り分けがしやすくなります。いきなり Page Poker だけを探すより、まずソースとキャッシュを見たほうが、今はずっと確実です。
結論
LINE Page Poker が止まった今、古いプレビューを直すには、OGP の確認、キャッシュ削除、URL 変化の 3 つを組み合わせるのが現実的です。特に更新直後のページは、サイト側のキャッシュが残っていることが多いので、まず自分の環境から見直すのが近道です。
「LINE で画像が変わらない」ときは、ツールを探す前に、OGP とキャッシュを一度セットで見直してみてください。













